眼瞼下垂症はどのような病気でどんな症状が現れるのか
眼瞼下垂症になるとまぶたが上がらなくなるため視界が悪くなる
眼瞼下垂になってある程度進行すると、まぶたが下がりきって目が開きずらくなってしまいます。そしてまぶたが下がっていって瞳に被さるようになると、視界が狭まるです。
視界が狭まると、日常生活への支障も出てくる恐れがあります。そのため、視界に制限がある中で無理に生活を送ろうとする前に、なるべく早期に医師へ相談することが重要でしょう。無理を続けて目に負担をかけていると、その他の体の不調につながることもあります。
眼瞼下垂症のほとんどは生まれつきで目立った症状が出ない場合がある
生まれつき眼瞼下垂を発症している人もおり、「先天性眼瞼下垂症」と呼びます。先天性の場合症状の軽重には幅があり、ほとんど症状が見られないケースも中にはあるのです。
先天性の眼瞼下垂症の場合、上眼瞼挙筋の発達異常や筋肉を動かす神経の異常が原因となっているケースが多数です。そしてまれに弱視や軽視の原因となることもあり、その場合は早期に手術が必要でしょう。経過観察で大丈夫なケースもありますが、いずれにせよ医師に相談することが大切です。
眼瞼下垂症のために頭痛や肩こりがひどくなる場合もある
眼瞼下垂症を発症することで、頭痛や肩こりなどがひどくなる恐れもあります。眼瞼下垂症によって視界が制限されると、視界を確保するために姿勢が悪化し、必要以上の負担を身体に与えてしまうことがあるためです。
たとえば、眼瞼下垂によって視界の上部が遮られてしまうと、視界を保つため無意識に首を後ろに傾けてしまうことがあります。そして首を後ろに傾けたままの姿勢が続くと首やその周りに負担がかかり、頭痛や肩こりなどにつながってしまうのです。