眼瞼下垂の治療をしたい方へ!手術方法の種類について
小切開法の特徴やメリット
小切開法とは、上まぶたの上方中央部分を1~2cm程度切開し、二重のラインを作る術式です。その際に、たるんだ皮膚や脂肪も一緒に取り除けます。皮膚と皮膚を縫い付けるため、半永久的な二重のラインを作り出せるのです。
小切開法のメリットは、全切開と比較して切開する長さを短く抑えられることです。切開範囲を抑えられるため身体への負担も抑えられ、その分ダウンタイムも短くなります。ただし、より高い効果を望むのであれば、次に説明する全切開も選択肢に挙げられるでしょう。
全切開法の特徴やメリット
全切開法とは、上まぶたの上方全体を3~4cm程度切開し、二重のラインを作る術式です。まぶたを切開した際に脂肪を取り除き、よりスッキリとした二重のラインを作り上げられます。
全切開のメリットは、小切開よりも引き上げや脂肪除去の効果が高いことです。また、まぶたが元から厚い方には、全切開がおすすめされます。小切開と比較して治療費が高額にはなりますが、より高い効果を期待する方にとっては選択肢の一つとなるでしょう。
経結膜ミュラー筋タッキングの特徴やメリット
経結膜ミュラー筋タッキングとは、まぶたを上げる際に使用される筋肉の1つである「ミュラー筋」を縫い縮める術式です。挙筋腱膜からミュラー筋を引きはがして縫い縮め、まぶたを形作る「瞼板」に固定します。
経結膜ミュラー筋タッキングの魅力は、仕上がりの自然さです。比較的硬い組織である腱膜を縫い縮めないことから、仕上がりのラインが自然になります。軽度から中等度までの症例であれば適応できますが、重い症例の場合は対応できないこともあるため注意してください。