眼瞼下垂における手術の仕方とは?3つのステップで解説
まぶたのラインに沿って切開する
眼瞼下垂における一般的な手術の流れとしてはまず、まぶたのラインに沿った皮膚の切開が挙げられます。切開に当たっては手術する目の周りを消毒し、切開するまぶたに麻酔処置を施します。そして麻酔が効いていることを確認できたら、切開実施です。
切開する手術方法であれば、より確実に眼を大きくする効果が見込めるでしょう。切開する範囲には、まぶた上部の全体になる方法と、まぶた上部の中央部分一部に留める方法の2種類があります。
眼瞼挙筋腱膜を瞼板に縫いつける
まぶたのラインに沿って皮膚を切開したら、眼瞼挙筋腱膜(がんけんきょきんけんまく)を瞼板(けんばん)に縫い付けます。眼瞼挙筋腱膜とは、まぶたを上げ下げする筋肉が付着する土台となる繊維組織です。また瞼板とは、まぶたの内側にある軟骨のような組織のことを指します。
眼瞼挙筋腱膜を縫い付けて短縮し、たるんで余っている腱膜を取り除いた後にさらに縫合します。しっかりと縫いつ行けることで、高い効果が期待できる手術方法です。
手術をして切開した箇所を縫合する
最後に、手術のために切開した箇所を縫合します。切開を伴う一般的な手術方法では、一定のダウンタイムが発生するために注意が必要です。手術後は一定期間腫れや赤みなどが出てきてしまうため、熱いシャワーや入浴、激しい運動などは控えることが求められます。
ダウンタイムの期間や程度には個人差がありますが、予想される状況については事前に担当医から説明してもらうことが重要です。事前にカウンセリングを行い、ダウンタイムを無理なく過ごしましょう。