自分は保険適用される?眼瞼下垂手術を受ける前に知っておきたい判断基準
保険適用される眼瞼下垂の定義と種類
保険適用される眼瞼下垂の定義は、「上まぶたが下がって黒目の中心部分である瞳孔の大部分を覆い、視野障害を伴ってまぶたを開けるために力が必要な状態」であるといえます。具体的な指標もある程度決められていますが、最終的な判断は医師にゆだねられているでしょう。
重度の眼瞼下垂である場合、保険適用の可能性は高いと考えられます。ただし保険適用のケースはそれだけではなく、先天性の眼瞼下垂や老人性の眼瞼下垂なども挙げられます。
保険適用の判断方法と必要な書類
保険適用か否かを判断するための計測方法として、MRD1(Margin-reflex distance 1)が挙げられます。これは、上まぶたの縁から瞳孔の中央までの距離とまぶたの筋肉を測定する方法です。一般の方が判断することは難しいのですが、上まぶたで瞳の8割程度が塞がっていて、眼を開けることが大変な場合には、適用となる可能性が高いでしょう。
保険適用にあたって、必要な書類は特にありません。医師による診断結果に基づいて、保険適用の可否が判断されます。
保険適用されない場合の対処法と費用
もし眼瞼下垂の疑いで診察を受けて保険適用外だと判断されたら、治療を受けるにあたっては原則として費用を自己負担しなくてはなりません。もし治療方法の選択が原因で保険適用外になっているのであれば、保険適用の治療方法がないか確認することが重要でしょう。
保険適用外の場合、眼瞼下垂の治療にかかる費用はクリニックの料金設定により大きく変わります。ただし基本的には、両目の治療で30~60万円程度が相場とされています。